著者

GEMBA Producer
大原 健佑
日本の中小製造業を専門とする現場のコンサルティング業を経営。中小企業診断士・QMS審査員補:2015(ISO9001審査員資格)。製品開発・生産技術・品質管理にの現場に10年間従事した経験から、製造業の現場で起きている問題の多くは「品質保証・業務プロセス設計・問題解決手法」で解決できると突き止める。経営視点を持ちながら、製造業の現場向けにIT・AI活用などの最新手法から、泥臭く地道な改善手法などを融合させたコンサルティングを行い、日本全国の中小製造業に顧客を持つ。「こんな現場の生々しい話、誰に相談して良いか分からなかった!」と大好評を得ている→ 詳しいプロフィールを見る

 

新入社員を迎える季節になりました!

これをお読みの皆さまには教育制度や教育していくための仕組みなどはありますでしょうか?

少し古いですが、2011年の日本政策金融公庫の調査によると、中小企業の経営課題として、人材育成は2位に挙げられています。

この人材育成に関する悩みは現在でも変わらないものだと考えられます。

さて、今回は、新入社員に限らず、教育をしていく上で必要な考え方を紹介します。

人がしっかりスキルを身につけていくためには、5つの壁があります。

その壁を超えて一段上のステージに立つことができますので、そうした壁とステージがあることを踏まえつつ、教育やご自身の学習に生かしてみてください。

6つのステージと5つの壁

上の図を見てください。

これが、6つのステージと5つの壁です。

それぞれ、どういうことなのかを解説していきましょう。

壁①:知識の壁

まず最初は、「全く知らない」という状態(ステージ)から始まりますよね。

その状態から、少なくとも「知っている」のステージに上がってもらう必要があります。

教育で言うと座学で行われがちな部分です。

座学はつまらないと思われがちですが、まずこの【知識の壁】を超えないといけないので、どうしても必要なんですよね。

壁②:行動の壁

さて、「知っている」のステージからレベルアップするためには、「やってみる」ことが必要です。

話だけ聞いて、写真だけ見て、現場だけ見て、分かった気になってしまうというのはこの【行動の壁】を超えていないことが原因です。

『とにかくやってみる!』

なんとなく昭和的でもありますが、バーチャルの世界では代えがたい体験が必要だと思います。

壁③:気づきの壁

「やってみる」のステージに上るとほぼ同時に、やってみたからこそ分かることがあります。

これが【気づきの壁】です。

本当にだた単にやってみるだけじゃなく、ちょっと考えながらやってみて、コトの本質に気がついたり難しさを知ったりする「わかる」のステージです。

そこそこ経験がいる作業だったり、大変な作業を軽んじている人がいるとすれば、この気づきの壁を超えていないのだと思います。

考えながらやってみないといけませんね。

壁④:技術の壁

作業や仕事の本質に気がついたら、それが自分の力でできるようになるまでには技術を習得しなければいけません。

「分かるけどできない」から「できる」のステージに上るんですね。

そのときの壁が【技術の壁】です。

この壁に関しては、本人が技術不足に気がついているパターンと、気がついていないパターンがありますので、注意深く観察してあげましょう。

壁⑤:習慣の壁

最後は本当に身についたかどうかの「している」のステージに上る【習慣の壁】です。

ちょっとやって一回だけできた人と、常にできる人の差ですね。

これは、本人が気がついていることは多いのですが、周りから見たときには差が分かりにくいです。

相手がどんな状態なのか、ヒヤリングや日常的な観察で習熟度を見てあげてください。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

自社の教育制度やOJTの内容はこのステップを着実に上るように設計されていますか?

何より、まずはこれからスキルを習得していく本人が、このステップがあることを理解して、自分がどの状態にいるのかを認識して教育を進めていく必要がありますね。

また、自身の自己啓発においても、この考え方を自身に当てはめて学習に取り組んでみると良いでしょう。

従業員や管理層、経営幹部の教育制度や教育方法にお悩みの方は、下記のボタンから遠慮なくお問い合わせください。


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