中小製造業のための良い企業理念の作り方3つのステップ

目的ノウハウ記事

著者

GEMBA Producer
大原 健佑
日本の中小製造業を専門に現場のコンサルティング業を経営。QMS審査員補:2015(ISO9001審査員資格保有)。10年間製造業に勤務した製品開発・生産技術・品質管理の経験から、製造業の現場で起きている問題の多くは「品質保証・業務プロセス設計・問題解決」で解決できると突き止める。経営視点を持ちながら、製造業の現場向けにIT・AI活用などの最新手法から、泥臭く地道な改善までの手法を融合させたコンサルティングを行う数少ないコンサルタントとして、日本全国の中小製造業に顧客を持つ。「こんな現場の生々しい話、誰に相談して良いか分からなかった!」と大好評を得ている→ 詳しいプロフィールを見る

 

現在の日本の製造業の中でも、特に今の社長が一代で築き上げてきたような中小製造業では、明確な企業理念が掲げられていない会社もあります。

これは、悪いことではなく順番の問題です。

まず先に売上の確保と販路の構築を重点的に行うことは当然のことです。

ただし、一定レベル以上に成長するためや、次世代へと事業承継を考えられている会社様にとっては、企業理念はなくてはならないものになります。

今回は、そんな企業理念の重要性と具体的な作り方について説明していきます。

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企業理念とは

目的

企業理念とは「企業の存在意義と企業の在り方を定義したもの」ということが言われていて、別の呼び方で“経営理念”と呼ぶこともあります。

・この企業は何のために存在しているのか
・そのためにどんな企業であるべきか

ということをそれぞれの企業が言葉で表しているんですね。

有名大企業などの企業理念は目にしたことや聞いたこともあるかもしれません。

ところが、改めて自分の会社の理念を言葉で表すことは非常に難しく、一朝一夕でできるものではありません。

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企業理念の3つの意義

3つ

企業理念を作ることが難しいからと言って、いつまでも作らずに放っておくと、組織は空中分解を起こしてしまいます。

実際、私が以前にいた企業では明確な企業理念がなく、役員間の軋轢や従業員同士の仲の悪さなど、良くないことがたくさん起こっていました。

さて、そんな経験も踏まえて、企業理念には以下の3つの意義があります。

1. 社員のモチベーションを高める
2. 社員の判断基準となる
3. コミュニケーションのベースとなる

です。

今回の記事の中では詳しい解説は割愛しますが、みんなが同じ目標に向かって自主的に行動・判断できる組織が強いことは言うまでもありませんよね!

良い企業理念の3つのポイント

さて、どうせ企業理念を作るのであれば、そんなに簡単に変えたくはありませんし、なるべく良いものにしたいと思うのは当然の心理です。

ここでは、これまで様々な企業の企業理念を見てきた中で、良い企業理念に共通する3つのポイントを簡単ですが紹介していきます。

何のために存在しているのか

なぜ

その企業は何のために存在しているのか。

良い企業理念にはこれが何らかの形で盛り込まれています。

どんな世の中を実現したいか、どんな形で貢献したいか、そのために何をしたいかなど、存在意義が読み取れる文言が含まれているんです。

ゆずれない単語は入っているか

キーワード

企業、あるいは経営者としてこだわりの言葉があると思います。

良い企業理念には、そんな経営者の想いが乗りますので、よく読むと「あぁ、これが譲れない単語なのかな」というキーワードが浮かび上がってくるものです。

それは社長の口癖であり、役員の口癖であり、やがては社員全員の口癖になる。

そんな言葉が盛り込まれている企業理念は、非常の良いなぁと思うことが多いんですね。

事業領域は明確か

事業領域

さて、抽象的な概念だけの企業理念は何も面白味がありません。

というより、具体的に何をするのかが分かりにくいんですね。

そこで、事業の領域を示す言葉が入っていると、その企業としての社会貢献の関わり方や役割へと理解をつなげていくことが出来るんです。

「全人類を幸せにする!」

といったところで、どうやって?何で?という感じになっちゃいますからね(笑)

企業理念の作り方3つのステップ

step

企業理念というと良く出てくるカタカナ言葉でもある3つ。

ミッション
ビジョン
バリュー

これを決めていきます。

企業理念=ミッション・ビジョン・バリュー

として良いでしょう。

ポイントは作り上げていく順番です。

以下に書く順番でやったとき、自分は一番納得のできるものに仕上がりました。

この企業理念の作り方に関しては事例付きの動画で解説した記事もありますので、気になる方はぜひご覧になってください!

ステップ1:バリューを決める

バリューとは「価値観」です。

まず、企業として大切にしたい価値観の単語を書き出していきます。

こうして書き出された単語を集約していき、最終的に3~5つの単語に集約していきます。

似たような言葉や実は同じ意味の言葉もあったりするので、最も想いを乗せられる言葉を考えていくのです。

ステップ2:ミッションを決める

バリューが決まったら、ここでミッションを決めます。

ミッションを言い変えると、

「成し遂げたいこと」

です。

バリューを決めたときの単語を眺めながら、大切にしたい価値観を思い浮かべながら、この組織で何を成し遂げたいのかを考えていきます。

そして、それを言葉に変えていきます。

なかなか決まらないからと言って焦る必要はありません。

考えて考えて考え抜かないと良い企業理念は生まれないはずなんです。

ただ、冒頭でも述べたように、放っておうっことはやめましょうね。

ステップ3:ビジョンを決める

最後の仕上げにビジョンです。

ビジョンは、

「見たい景色(世界)」

と表現すると分かりやすいでしょうか。

もしくは、

「実現したい社会」

と表現したほうが分かりやすいかもしれません。

どんな世界が見たいのかを言語化していくのです。

大切にしたい価値感、それを基に成し遂げたいこと、成し遂げた暁に見たい景色。

そんな順番ですね!

さいごに

企業理念は、社長・役員・従業員全体の拠り所となります。

判断に迷うとき、悩むとき、企業理念に立ち返って物事に対応する。

そんな自律的な従業員になってもらうためにも、強い組織になるためにも、時間をかけてでもしっかり決めておく必要があるんです。

もし、事業承継等でスーパーカリスマ性や超絶エネルギーを持った社長から代替わりなどがある場合は、改めて企業理念という形で言葉に明確に残すことを考えてみてはいかがでしょうか?

事例も紹介しながら具体的な作り方を紹介した動画があります。

ぜひ、こちらのリンクからご覧になってみてください。

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