中小企業診断士試験 独学勉強法~企業経営理論を乗り越える3つのポイント~


多くの中小企業診断士挑戦者が、この科目にまず目を付け、手を付けていくのではないかと思います。

そんな企業経営理論について、この科目の特徴と勉強方法について、私が実際に体験して感じたことを紹介していきたいと思います。




企業経営理論の特徴

私が企業経営理論の勉強に取り組んでみて感じたのは3つの特徴でした。

① つかみどころがない
② けっこう細かいことまで知らないといけない
③ 問題の文字数が多い

これらについて説明していきます。

特徴①:つかみどころがない

わからない

まず最初に私が感じたのは、

どことなくちょっと哲学的で、道徳的な面もあり、当たり前のようなことを言っているようで、いろんな学者がいろんな切り口で分析されていて、唯一の正解があるようなないような。

こんな感じでした。つまり、企業経営の姿として明確に定義できる部分と、学者によって見解(見方)が異なる部分があり、それらの企業経営とはどのようなものなのか、どう考えられているかを覚えていく科目なんだと思います。

例えばモチベーション理論。

マズローの5段階欲求は、生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現の欲求に分けられ、、、(なんちゃらかんちゃら)、という理論もあれば、マクレガーのX理論, Y理論は、X理論が、本来人は怠け者で、、、(なんちゃらかんちゃら)、Y理論が、本来人はやる気があって、、、(なんちゃらかんちゃら)、のように、提唱している人とその考え方を幅広く覚えていく必要があります。

算数のように唯一の答えに向かっていく勉強ではないのです。

特徴②:けっこう細かいことまで知っておかないといけない

細かい

過去問に取り組んだことがある人は感じたことがあるかもしれませんが、本番の試験では4ないし5つの選択肢から正しい記述もしくは誤った記述を選択する形式で出題されます。

選択式と聞くと少しは安心するかもしれません。現に私もそうで、知識を舐めるように何となく知っておけば正解できるものと少し甘く見ていました。

ところがどっこいです。記述の仕方が上手なのか受験生泣かせなのか、考えようによっては全部正解に見えるように書かれていたり、どれも怪しいとも思えるような記述がされていたり、選択肢の絞り込みが全くできない問題もあります。あるいは、2択のどっちかが誤りなんだけど、、、というようなこともしばしばです。

着実に得点を重ねていくには、きちんと細かい知識までを把握して初めて正解にたどり着ける問題がほとんどであることに気が付くのです。

まとめ記事で書いている私の学習マップでは、4階層、5階層くらいまでの知識をしっかりと覚えていく作業が必要です。

特徴③:問題の文字数が多い

文字が多い

基本的に試験の問題は全て記述された選択肢から解答を選択する形式ですので、非常に文字数が多いです。

問題数は年度にもよりますが、おおよそ40~45問。選択肢は4つまたは5つ。90分の中で合計約180もの記述を読んで理解し、正しいのか誤りなのかを判断していかなくてはなりません。

物語とかであれば話の流れや前後関係などを把握しながら読み進められるのですが、試験問題は各選択肢で記述内容がぶつ切りで、頭を切り替えながら読んでいく作業は思いのほか苦痛です。

勉強法(考え方)

さて、上記のような特徴のある科目に対してどのように考え勉強していくべきなのか。私がたどり着いた答えは以下の3点です。

① 高得点を狙わない(60~70点狙い)
② 学習マップを使って通勤講座と過去問で枝葉を作る
③ 選択肢をきちんと読む訓練をする

一つずつ解説していきましょう。

ポイント①:高得点を狙わない(60~70点狙い)

高得点を狙わない

一番に挙げた「つかみどころがない」特徴を踏まえると、つかみどころがないものはつかみにいかない、これに尽きます。

モヤモヤしているものをクリアにしていくことは必要かもしれませんが、私はこの科目に限ってはそれをお勧めしません。なぜなら、私は70~80点狙いで結局失敗し、本番はなんと53点でした(泣)二つ目の特徴でもある、けっこう細かいとことを知らないと正解にたどり着かない、という問題が本番で比較的多く出題されてしまいました。

やっぱり知らないことは答えられないし、そんな問題が出題される可能性も比較的大きい科目だと割り切ります。最悪の場合は50点でも良い、という科目として心得ておく方が良い気がします。

高得点を狙おうとすると、それ以上の知識を得るためにいろんな参考書も勉強しなければならず、そこには新たな知識があるかもしれませんが重複も多く、非常に効率が悪いです。ですので、この科目は通勤講座と過去問だけに注力し、それ以上の高得点を狙わないのが最も効率的だと考えています。

ポイント②:学習マップを使って通勤講座と過去問で枝葉を作る

知識の枝葉

そうはいっても、最低でも50点までは取りたいので、通勤講座での講義から得られる知識や、過去問から得られる知識は確実にものにしていきます。つまり、一つ目のポイントと合わせると、通勤講座と過去問の情報だけは細かい点まで網羅しておくと、最低でも50点は取れる、ということが言えます。

そのためには、通勤講座の学習マップをもとに、自分でもそれを作成し、補足を追記しながら知識の枝葉を増やしていき、ときにはカテゴリー分けを自分が分かりやすいように組み変えてみたりしながら、知識体系を整理する作業をすると良いです。

結局試験で確実に正解にたどり着くには、「枝葉」の部分が重要になってきます。「幹」だけを押さえていても、記述している内容は「あぁ、あれね、あのことね」となるかも知れませんが、正誤判定はできません。「枝葉」の部分を意識して勉強しましょう。
※学習マップの紹介記事はこちら

ポイント③:選択肢をきちんと読む訓練をする

訓練

過去問に取り組めばわかると思いますが、しっかり読み込んで理解しないと答えられないように記述されている選択肢がほとんどです。流して読んでいると理解を誤ったり、どれも正しい記述に見えてしまったりするので、きちんと読み込む訓練をし、誤りがある場合の誤りのポイントなどを知っておく必要があります。

それには、過去問をひたすらしっかり読んで繰り返す。これしかありません。地道な積み重ねで得られる基礎的な力が試験本番に響きます。

さいごに

企業経営理論は、科目2と言うこともあって多くの受験生がこの科目から手を付けるのではないかと思います。

いきなり過去問に取り組んだりすると、いきなり壁がものすごく高く感じられるかもしれません。まずは、「ふ~ん」「いろいろあるなぁ」くらいの感じで良いでしょう。

そこから、何周も繰り返すことで知識を徐々に増やしていてください。

次回、科目2:財務・会計について紹介していきます。

※まとめ記事をご覧になりたい方はこちら

乞うご期待!

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尚、中小企業診断士のゆみさんが運営する「中小企業診断士の独学合格」は、通勤講座以外の勉強法も含めて、それぞれの勉強法のメリット/デメリットが見やすくまとめられています。他の勉強方法もご参考になりたい方はこちらも参考にされてください。


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