中小企業診断士試験 独学勉強法~経営情報システムは高得点を狙うな!~


この経営情報システムは、私にとっては非常に大きな影響を受けた科目でした。得意と苦手がはっきり分かれる科目の一つです。テクノロジーは日々進化しますので、IT業界に身を置いている人には有利になる科目かと思います。

私はと言えば、この科目は大の苦手でした(笑)ITシステムなんかは、日常生活から得られる表面的なこと以外は全く興味がなく生活してきましたし、業務でも深く知る必要性がなかったからです。

そんな中小企業診断士試験における経営情報システムの特徴と勉強法(心構え)を紹介します。




経営情報システムの特徴

システム

特徴①:「知っている」か「知らない」か

経営情報システムは、すべてが4択の問題なのですが、出題される単語やアルファベット略語が「知っている」か「知らない」かが全てです。

したがって、正しい記述を答える場合は、4つの選択肢のうち2つに知らない単語が出てきたとしても、確実に一つが正解だと特定できれば良いのです。

反対に、誤った選択肢を解答する場合、2つの選択肢がまるで知らないことでも、確実に知っている単語の使い方が間違っている選択肢があれば、正解できるのです。極端に言うと、「知らない」ことに対しては考えるだけ時間のムダです。

この経営情報システムは完全な暗記科目なのです。

特徴②:幅/深さ/新しさ 際限なく広い

完全な暗記科目だからと言って、IT活用が広まっている現代では試験の対象範囲は際限なく広いです。幅、深さだけでなく、最新の技術に関しても出題されることもしばしばあり、身近にITがある人にとっては有利な科目と言えるでしょう。

一方、ITとのかかわりが普段ない方にとっては、この暗記は非常に苦痛になると思います。

私もそうでした。実を言うと、最初はPCのことが書いてあるのか、インターネットのことが書いてあるのか、データベースのことが書いてあるのかもわからず、ひどい有様でした。

プログラミングやらPIMBOKやらISMSやら、詳しく知ろうと思ったら時間がいくらあっても足りないくらいです。

かといって、科目免除のための情報応用技術者試験は、中小企業診断士の経営情報システムよりはるかに難しいので、中小企業診断士試験対策としては全くお勧めできません。そもそも、情報応用技術者試験に合格するような人はこの科目は確実に高得点を狙えるので、免除ではなく受験したほうが得策です。

特徴③:年度によって難易度の変動が大きい

過去の科目合格率や平均点を見てみると、難しかった年と易しかった年の差が激しいのです。下記が、経営情報システムの過去5年間の科目合格率の変動です。

合格率

ご覧のように、年によって合格率に大きな変動があります。つまり、運の要素も大きいと言えるのです。




経営情報システムの勉強法と心構え

勉強法

ポイント①:高得点は儲けもの、最悪足切りでなければ良い

3つ目の特徴でも挙げた難易度の変動を踏まえると、高得点を最初から狙いに行くことは危険です。例えば、情報応用技術者であったり、ITエンジニアとして活躍されている方なら話は別ですが、そうでない人は高得点と狙って勉強することは非常に幅広いですし、仮に難化した年だったとしたら、その他の科目への負担が大きくなってしまいます。

私は、この科目は苦手でしたのではっきりと50点狙いでした。40点未満になって足切りにならなければ良いと考えていたのです。ラッキーで高得点取れる可能性もある、そのくらいの気持ちの方が良いと思います。

私が受験したH29年を見ると、科目合格率26.6%でした。試験後の評価でも、

「今年はけっこう易化した」

という声がほとんどでした。

私は難易度が高い想定で40~50点目標で勉強していましたが、この易化によって、実際には76点とることができました。だからと言って、私が実践した勉強法で70点を目標にしろ!とはやはり思えません。この得点はあくまでラッキーな結果であると捉えるべきかと思います。
※結果的にこのラッキーが私を救うことにはなりますが。。。(一次試験の結果はこちら→中小企業診断士 一次試験突破!

ポイント②:学習マップで枝葉を広げる

さて、50点を狙う勉強法ですが、やはり通勤講座と学習マップ、それに過去問をフルに活用します。PCの基本から知識として頭に叩き込んでいくイメージでした。

実は、学習マップを手書きしてそれをベースにして通勤講座の講義や過去問から得らえる情報を枝葉として追加していく手法は、この科目がきっかけでもあります。新しい用語がでてきても、それがどんなカテゴリーの用語なのかを理解しながら整理するやり方は、この学習マップを手書きするしかないと考えました。

この方法であれば、おそらく40点は下回らないと思います。これで40点を下回ったら、何を使ってどんな勉強をすれば良いのか全く分かりません。不安も多いでしょうが、そこはこの方法を信じてやってみるしかないと思います。

ポイント③:アルファベットの略語の意味を考える

ITの世界は、アルファベットの略語がやたら多いです。日本独自で発達してきた技術ではないので当然と言えば当然ですが。簡単なところから言えばDBから始まり、RFPやらDFDやらそれはもういろいろあります。このアルファベットの字面だけで覚えられれば苦労はないのですが、似たようなものも多く、やっぱり頭の中でごちゃごちゃになってしまうのです。その際には、勉強の中で可能な限りその用語は何の略なのかを意識してみてください。

何の略なのかを全部覚える必要はないのですが、用語の雰囲気は掴むことができます。雰囲気がつかめると、問題として出題されたときに正しそうなのか誤っていそうなのかが判断できるときがあります。

例えば上述のDFD(Data Flow Diagram)であれば、

「あっ、最後のDはDiagramだったな」

と思い出せれば、Diagram以外のニュアンスで使われ方をしていたときに何となく違うかな、と選べるのです。




さいごに

この経営情報システムは得意/苦手が二極化する科目です。一方では、年によって難易度も大きく変化します。つまり、リスクが大きいことになるので、大きなリスクに対しての投資や期待はあまりすることなく、50点狙いあるいは得意な人でも60点くらいの計算をしておくと良いのではと思います。

※まとめ記事はこちら

次回は、科目6:経営法務 について紹介していきます。

乞うご期待!

尚、中小企業診断士のゆみさんが運営する「中小企業診断士の独学合格」は、通勤講座以外の勉強法も含めて、それぞれの勉強法のメリット/デメリットが見やすくまとめられています。他の勉強方法もご参考になりたい方はこちらも参考にされてください。





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